音楽家たち
THE GAEDE QUARTET
ゲーデ弦楽四重奏団
ゲーデ弦楽四重奏団は東日本大震災直後の2011年10月に、ウィーン・フィルはじめほとんどの海外の演奏家たちが日本公演を中止する中で、敢えて日本の人々を勇気づけようとダニエル・ゲーデが実弟であるセバスティアン・ゲーデ(NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団団員及びバイロイト祝祭管弦楽団団員*)や幼馴染の名手ステファン・フーヴァー、マティアス・シェスル(両名ともにバイエルン放送交響楽団団員**)と共に創立した弦楽四重奏団です。すでに2011年、2014年及び2017年に日本公演を行い、その素晴らしい演奏に、スーパー・クァルテットとして圧倒的な評価を獲得しています。2020年に予定されていた日本公演が新型コロナウィルスの影響でやむを得ず中止されたため、2023年に満を持して来日致します。ご期待下さい。
*NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団(旧称ハンブルク北ドイツ放送交響楽団)は首席指揮者にアラン・ギルバートを要する名門オーケストラです。ちなみに「エルプ」はハンブルクを流れる「エルベ川」を意味します。またバイロイト祝祭管弦楽団はバイロイト祝祭歌劇場で毎年7月から8月に開催されるバイロイト音楽祭のために臨時編成されるオーケストラです。首席指揮者はおかず、その時最高のワーグナー指揮者を選び、歌手やオーケストラ団員もヨーロッパで最も傑出したメンバーが指名されます。
**バイエルン放送交響楽団はドイツ・ミュンヘンに本拠地を置くオーケストラで、2019年に急逝した名指揮者マリス・ヤンソンスの後任として、2023年及び2024年のシーズンの首席指揮者にはサー・サイモン・ラトルが就任します。同オーケストラは常にヨーロッパのベスト3に選出されている超名門オーケストラです。ヤンソンスはバイエルン放送交響楽団を評して「音楽界のロールスロイス」と讃えています。
視聴動画
ゲーデ弦楽四重奏団
高橋幸代:“GAEDE”の情景
メンバー紹介
Daniel Gaede
ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団前コンサートマスター
ベルリン・バロック・ゾリステン音楽監督
前読売日本交響楽団コンサートマスター
1966年ドイツ、ハンブルクに生まれる。6才よりヴァイオリンを始め83年ドイツ国内コンクール第1位及びカール・フレッシュ国際コンクール優勝。1986年にはクラウディオ・アバドの主宰するヨーロッパ・ユースオーケストラのコンサートマスターに就任、1991年より94年までベルリン芸術大学で教鞭をとり2000年以降はニュルンベルク音楽大学ヴァイオリン科主任教授の要職にあります。1994年から2000年までウィーン・フィルハーモニー管弦楽団及びウィーン国立歌劇場管弦楽団でコンサートマスターを務めました。また2013年から3年間読売日本交響楽団のコンサートマスターの任にありました。わが国ではウィーン・ピアノ五重奏団、ゲーデ弦楽四重奏団、ウィーン・フーゴ・ヴォルフ三重奏団及びメランデ・ピアノ三重奏団他、多彩なコンサート活動の傍ら積極的に後進の指導にあたり、現在ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のトップ奏者達で編成されるベルリン・バロック・ゾリステン音楽監督を務めています。また東日本大震災で被災した人々に寄り添いたいとの希望から、すでに兄弟、妻、家族、友人たちと共に都合9回にわたって東北を訪問し学校、病院、地域センター等で100回以上のボランティア・コンサートを行っています。
Stephan Hoever
ステファン・フーヴァー(ヴァイオリン)
バイエルン放送交響楽団団員
ミュンヘン弦楽四重奏団団員
1965年にドイツ、エッセンに生まれる。幼少時より父親からヴァイオリンの指導を受け、デュッセルドルフのシューマン・アカデミーでミカエル・ガイザー教授に学び1992年に首席で卒業しました。更にDAAD奨学金を得てアメリカに留学し、インディアナ大学ブルーミントン音楽学校でフランコ・グッリ教授の教えを請いました。そしてクラウディオ・アバドの主催するヨーロッパ・ユースオーケストラで第2ヴァイオリンの首席奏者を務めました。1993年から1995年までチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団団員として活躍し、1995年以来バイエルン放送交響楽団団員となりました。またミュンヘン弦楽四重奏団のメンバーとしても積極的に活躍しています。趣味は登山ですが腕前はプロ級でマーッターホルン等多くのルートを制覇しています。
Mathias Schessl
マティアス・シェスル(ヴィオラ)
バイエルン放送交響楽団団員
1967年バイエルンの州都ミュンヘンに生まれる。ゲアハルト・ザイツ教授のもとヴァイオリンの指導を受けていましたが、1987年にヴィオラを専攻することとし、父親である名ヴィオラ奏者フランツ・シェスルの指導を受けました。1984年から1990年までザルツブルク音楽院に学び、トーマス・リーベル及びキム・カシュカシアンに師事しました。このザルツブルク音楽院時代にはすでに演奏家として、ハンガリー生まれの名ヴァイオリニスト、シャンドル・ベーグの主宰するモーツァルテウム・カメラータ・アカデミカの一員として活躍しています。1993年にはスイスの名門チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の首席ヴィオラ奏者に就任し、1998年には郷里の誇りであるバイエルン放送交響楽団団員となりました。
Sebastian Gaede
セバスティアン・ゲーデ(チェロ)
NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団団員
バイロイト祝祭管弦楽団団員
1967年にドイツ、ハンブルクに生まれる。5才よりチェロを学びハンブルク音楽アカデミーに進み、ウォルフガング・メールホーン及びベルンハルト・グメリンの指導を受けました。1983年ドイツ国内コンクールで優勝し、1986年にはエドアルド・ゼーリング賞を受賞しました。1988年まで2人の兄(トーマス・ゲーデ及びダニエル・ゲーデ)と共にゲーデ・トリオを組織しドイツ国内外で活躍しました。1986年から1990年までクラウディオ・アバドの主催するヨーロッパ・ユースオーケストラに所属しています。1992年以来ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団団員となり、2014年に高水準の演奏技術と卓越した音楽性により世界的地位を確立した北ドイツ放送交響楽団(現NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団)に移籍しました。1995年からバイロイト祝祭管弦楽団のレギュラーメンバーでもあり、また室内楽奏者としても多くの演奏会に出演しています。
THE MELANDE PIANO TRIO
メランデ・ピアノ三重奏団
前ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団及びウィーン国立歌劇場管弦楽団並びに読売日本交響楽団でコンサートマスターを務めましたダニエル・ゲーデは、2011年に惹起した東日本大震災のため、多くの海外からの演奏家と同様に日本公演を中止したウィーン・ザイフェルト弦楽四重奏団に代わり、実弟セバスティアン・ゲーデや幼馴染のステファン・フーヴァー及びマティアス・シェスルと名弦楽奏者を集めてゲーデ弦楽四重奏団を設立し、仙台市の2つの高校(仙台白百合学園高等学校及び常盤木学園高等学校)におけるボランティア演奏を始めとする日本公演を大成功させました。以降毎年2~3月には東北の被災地を訪問する東日本大震災被災地応援ツアーを行い、すでに100回以上の演奏会でボランティアとして演奏しています。また毎年秋にはゲーデ弦楽四重奏団をはじめとする室内楽ゲループを率い、日本各地で素晴らしい演奏を披露し絶賛を博してきました。今回の日本公演ではゲーデ夫人である名ピアニスト、スイシュー・ゲーデ並びに実弟のチェロ奏者セバスティアン・ゲーデ(NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団及びバイロイト祝祭管弦楽団団員)を得てメランデ・ピアノ三重奏団を組織し演奏致します。
視聴動画
メランデ・ピアノ三重奏団
ブリッジ:ファンタジー
メンバー紹介
Daniel Gaede
ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団前コンサートマスター
ベルリン・バロック・ゾリステン音楽監督
前読売日響交響楽団コンサートマスター
1966年ドイツ、ハンブルクに生まれる。6才よりヴァイオリンを始め83年ドイツ国内コンクール第1位及びカール・フレッシュ国際コンクール優勝。1986年にはクラウディオ・アバドの主宰するヨーロッパ・ユースオーケストラのコンサートマスターに就任、1991年より94年までベルリン芸術大学で教鞭をとり2000年以降はニュルンベルク音楽大学ヴァイオリン科主任教授の要職にある。1994年から2000年までウィーン・フィルハーモニー管弦楽団及びウィーン国立歌劇場管弦楽団でコンサートマスターを務めた。わが国ではウィーン・フーゴ・ヴォルフ三重奏団他、多彩なコンサート活動の傍ら積極的に後進の指導にあたり、現在ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のトップ奏者達で編成されるベルリン・バロック・ゾリステン音楽監督を務めている。また東日本大震災で被災した人々に寄り添いたいとの希望から、すでに兄弟、妻、友人たちと共に毎年東北を訪問し学校、病院、地域センター等で100回のボランティア・コンサートを行っている。日本での活躍は目覚ましく霧島国際音楽祭や軽井沢国際音楽祭の審査員として毎年来日し、多くの若い演奏家を育てる傍ら演奏活動も積極的に行っている。2018年にはNHK制作の「奇跡のレッスン」に出演し、公立中学校の弦楽クラブの生徒を指導し、その優れた指導法が多くの視聴者に大きな驚きと感動を与えました。
Xuesu Gaede
スイシュー・ゲーデ(ピアノ)
ダニエル・ゲーデ夫人のスイシュー・ゲーデは中華人民共和国の古都西安の音楽家一家に生まれる。1978年より1984年まで北京中央音楽院に学び1987年よりベルリン芸術大学でクラウス・ヘルヴィグ教授の指導を受ける。ソリストとしてベルリン・フィルハーモニー・ホールでデビューの後、ヨーロッパ、アメリカ及びアジアの国々で多くのコンサートに出演し、北京国際音楽祭、アレグロ・ヴィーヴォ、アジア音楽祭等に招かれ演奏する。室内楽奏者としてもベルリン・フィルやウィーン・フィルのメンバーと共演、夫であるダニエル・ゲーデとはチェロ奏者ユリウス・ベルガーを加えてピアノ・トリオ「トリオ・セシール」を創設し活躍している。また夫であるダニエル・ゲーデや次男のフローリアン・ゲーデ(チェロ奏者)と共に、東日本大震災被災地応援ツアーに過去7回にわたり参加し、70回以上のボランティア・コンサートを東北の被災地で行っている。
Sebastian Gaede
セバスティアン・ゲーデ(チェロ)
NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団団員
バイロイト祝祭管弦楽団団員
1967年にドイツ、ハンブルクに生まれる。5才よりチェロを学びハンブルク音楽アカデミーに進みウォルフガング・メールホーン及びベルンハルト・グメリンの指導を受ける。1983年ドイツ国内コンクール第1位、1986年にはエドアルド・ゼーリング賞を受賞する。1988年まで2人の兄と共にゲーデ・トリオを組む。1986年から1990年までクラウディオ・アバドの主催するヨーロッパ・ユースオーケストラに所属する。1992年以来ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団団員となり、2014年に北ドイツ放送交響楽団(現NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団)に移籍した。1995年から欧米の特別選抜メンバーで構成される、バイロイト祝祭管弦楽団のレギュラーメンバーでもある。また室内楽奏者としても我が国を含め、多くの演奏会に出演している。なお2011年10月及び2012年2~3月には東日本大震災被災地応援ツアーに参加し、東北の被災地で16回にわたるボランティア・コンサートを実施した。
HUGO WOLF TRIO WIEN
ウィーン・フーゴ・ヴォルフ三重奏団
2007年1月にウィーン・フィルの前コンサートマスター、ダニエル・ゲーデにより結成されたピアノ三重奏団で、すでにソリストとして欧米を中心に目覚しい活躍を続けていたピアニスト、マリノ・フォルメンティ、ウィーン・フィルでチェロの貴公子と呼ばれ、その美音を誇るチェロ奏者ラファエル・フリーダーを配した3名が紡ぎだす名曲の数々は、わが国の音楽愛好家に熱心な多くのファンを獲得し、2008年以来3回行われた日本ツアーは極めて成功裏に終始した。2012年にはチェロ奏者として巨匠グスタフ・リヴィニウス(1990年チャイコフスキーコンクール優勝者)が参加し、圧倒的な名演を繰り広げた。2016年の日本ツアーではピアニストに名手オリヴァー・トレンドゥルを迎え、磨きぬかれたアンサンブルを披露する。
視聴動画
ウィーン・フーゴ・ヴォルフ三重奏団
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番 ハ長調 Op. 8
メンバー紹介
Daniel Gaede
ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン)
前ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター
ベルリン・バロック・ゾリステン音楽監督
1966年にドイツ、ハンブルクに生まれる。6才よりヴァイオリンを始め83年ドイツ国内コンクール1等賞及びロンドンにおけるカール・フレッシュ国際コンクール優勝。1986年にはクラウディオ・アバドの主宰するEUユースオーケストラ、コンサートマスターに就任し、世界的な演奏活動を展開し1992年にはカーネギーホールにデビューした。ソリストとしてロイヤル・アルバート・ホール、バービカン・ホール、ウィーン楽友会館ホールで演奏、ウィーン・フィルやフィルハーモニア管弦楽団を初めとする著名オーケストラと共演する。室内楽奏者としてはゲーデ家の3兄弟でゲーデ・トリオを結成し、現代音楽を含んだ多彩な演奏活動を展開し、欧米及び日本で多くのTV・ラジオに出演する。ドイツ・グラムフォン、ラルゴ等のレーベルより多数のCDをリリースする。1991年より94年までベルリン芸術大学で教鞭をとり2000年以降はニュルンベルク音楽大学ヴァイオリン科主任教授の要職にある。1994年から2000年までウィーン・フィルハーモニー管弦楽団及びウィーン国立歌劇場管弦楽団でコンサートマスターを務めた。わが国での演奏会出演も数多く、毎年、霧島国際音楽祭、軽井沢音楽祭及び芦ノ湖音楽祭に招かれ、ソリストや室内楽奏者として多彩なコンサート活動の傍ら積極的に後進の指導にあたっている。2016年よりベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちによって1995年に創設されたベルリン・バロック・ゾリステンの音楽監督に就任した。
Gustav Rivinius
グスタフ・リヴィニウス(チェロ)
1990年チャイコフスキー国際コンクール優勝者
チャイコフスキー国際コンクール・チェロ部門審査員
グスタフ・リヴィニウスは1990年にモスクワで開催されたチャイコフスキー国際コンクールのチェロ部門の優勝者で、同時に解釈賞も受賞した。そして現在に至るまでドイツ唯一のチャイコフスキー国際コンクール優勝者であり、すでにチェロ独奏者としての地位を世界的に確立し、バイエルン放送交響楽団、ライプツッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団等の著名オーケストラや、ロリン・マゼール、ヴァレリー・ゲルギエフ、クリストフ・エッシェンバッハ、ヴァツラフ・ノイマン、ホルスト・シュタイン等の数々の巨匠たち及び有名な音楽家たちとの共演を続けている。リヴィニウス家は音楽一家としても有名で、兄弟でリヴィニウス・ピアノ四重奏団を結成し長年にわたり演奏活動をしている。またダ・サロ・トリオ(弦楽トリオ)、バルトルディ弦楽四重奏団に所属し、室内楽奏者としても活発に活躍している。グスタフ・リヴィニウスはHFMザールブリュッケン音楽大学教授であり同時にSchleswig-Holstein音楽祭のマスタークラスを受け持っている。これまでに多くの国際コンクールの審査員を務めてきたが、2011年よりチャイコフスキー国際コンクールの審査員に選出された。
Oliver Triendl
オリヴァー・トレンドゥル(ピアノ)
1970年に南ドイツのマーラーズドルフで生まれる。ゲアハルト・オッピッツやオレグ・マイセンベルク等の薫陶を受け、幼少時より国内外で多くのコンクールで多くの受賞歴を数える。トレンドゥルはソリストとして古典及びロマン派から現代曲まで網羅した幅広いレパートリーを持ち、欧米を中心に数多くのリサイタルを行うと同時に、ミュンヘン交響楽団、バンベルク交響楽団、北ドイツ放送交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ザールブリュッケン放送交響楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、ローザンヌ室内管弦楽団、ポーランド国立放送交響楽団、ポーランド室内管弦楽団、チェコ国立管弦楽団、上海交響楽団などの著名オーケストラと共演し成功をおさめ、その足跡はさらに南北アメリカ、南アフリカ、ロシア、中国、日本等にまで及んでいる。また室内楽の演奏家としても高名でありダニエル・ゲーデ、ロリン・マゼール、ライナー・クスマウル、シャロン・カム、フランソワ・ラリュー、ダヴィド・ゲリンガス、サビネ・マイヤー、ウルフガング・マイヤー、マリー・ルイーズ・ニューネッカー、グスタフ・リヴィニウス、ベンジャミン・シュミット等の名手と共演している。トレンドゥルは録音にも意欲的ですでに50枚以上のCDをリリースしている。
THE PIANO QUINTET WIEN
ウィーン・ピアノ五重奏団
ウィーン・ピアノ五重奏団はウィーン・フィル前コンサートマスター、ダニエル・ゲーデの発案により、従来から定評あるフリーダー父子によるウィーン三重奏団をさらに発展させ、室内楽としては最も多様性のある五重奏団にしたものです。すでに2018年にギュンター・ザイフェルトをヴィオラ奏者に迎えた日本ツアーでは高い評価を得ました。
2022年はこのウィーン・ピアノ五重奏団に、チェロの巨匠1990年チャイコフスキー国際コンクール優勝者のグスタフ・リヴィニウスと、バイロイト祝祭管弦楽団団員であり、チューリッヒ歌劇場及びフィルハーモニア・チューリッヒの首席ヴィオラ奏者、セバスティアン・エイブを初めて招聘します。
ピアニストにはずば抜けた抒情性を誇るマクシミリアン・フリーダー、第2ヴァイオリンにはウィーン・フィルやバイロイト祝祭管弦楽団で活躍するクレメンツ・フリーダー、そして新たにヴィオラにセバスティアン・エイブの3名のウィーン生まれ、ウィーン育ちの若手奏者を配し、彼らをダニエル・ゲーデとグスタフ・リヴィニウスの両巨匠が支える至高のピアノ五重奏団です。
視聴動画
ウィーン・ピアノ五重奏団
ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op. 34 第1楽章
メンバー紹介
Maximilian Flieder
マクシミリアン・フリーダー(ピアノ)
1989年音楽家の一家であるフリーダー家の次男としてウィーンに生まれる。5才よりピアノを始め1999年からウィーン国立音楽大学で学び、そこで名ピアノ教師として知られるエリザベート・ヴァイスハーレ教授に師事し、2005年からはマーティン・ヒューズ教授の指導を受けました。1998年にピアノコンクールで優勝して以来”Prima la musica”や“Musica juventutis”等のコンクールで優勝しています。マクシミリアン・フリーダーはソリスト及び室内楽奏者としてウィーン楽友協会やウィーン・コンツェルトハウス等で開催される数多くの演奏会に出演する傍ら、ヨーロッパやアジアで活躍してきました。共演者にはフランツ・バルトロメイ、ダニエル・フロシャウアーそして父であるラファエル・フリーダー等、多くのウィーン・フィルメンバーやヨーロッパの著名演奏家が並んでいます。2013年、2015年及び2018年にウィーン三重奏団並びにウィーン・ピアノ五重奏団の一員として来日し、日本全国で数多くの演奏会に出演し、その清新・繊細なピアニズムに対して日本各地で絶大な賞賛を浴びました。また2015年2~3月には東日本大震災被災地応援ツアーのためグスタフ・リヴィニウスと東北の被災地をボランティアとして訪問し12回のコンサートで演奏しました。
Daniel Gaede
ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団前コンサートマスター
ベルリン・バロック・ゾリステン音楽監督
前読売日響交響楽団コンサートマスター
1966年ドイツ、ハンブルクに生まれる。6才よりヴァイオリンを始め83年ドイツ国内コンクール第1位及びカール・フレッシュ国際コンクール優勝。1986年にはクラウディオ・アバドの主宰するヨーロッパ・ユースオーケストラのコンサートマスターに就任、1991年より94年までベルリン芸術大学で教鞭をとり2000年以降はニュルンベルク音楽大学ヴァイオリン科主任教授の要職にある。1994年から2000年までウィーン・フィルハーモニー管弦楽団及びウィーン国立歌劇場管弦楽団でコンサートマスターを務めた。わが国ではウィーン・フーゴ・ヴォルフ三重奏団他、多彩なコンサート活動の傍ら積極的に後進の指導にあたり、現在ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のトップ奏者達で編成されるベルリン・バロック・ゾリステン音楽監督を務めている。また東日本大震災で被災した人々に寄り添いたいとの希望から、すでに兄弟、妻、友人たちと共に毎年東北を訪問し学校、病院、地域センター等で100回のボランティア・コンサートを行っている。日本での活躍は目覚ましく霧島国際音楽祭や軽井沢国際音楽祭の審査員として毎年来日し、多くの若い演奏家を育てる傍ら演奏活動も積極的に行っている。2018年にはNHK制作の「奇跡のレッスン」に出演し、公立中学校の弦楽クラブの生徒を指導し、その優れた指導法が多くの視聴者に大きな驚きと感動を与えました。
Clemens Flieder
クレメンツ・フリーダー(ヴァイオリン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団準団員
バイロイト祝祭管弦楽団団員
1988年にフリーダー家の長男としてウィーンに生まれる。父親はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のチェロ奏者であるラファエル・フリーダーで、母親は音楽教師という音楽一家であり、すでに多くの著名な音楽家を輩出してきた家系です。5歳の時から叔母であるクララ・フリーダーよりヴァイオリンの手ほどきを受け、その後ウィーン音楽大学でヨーゼフ・ヘルに学び、ザルツブルク音楽院でダニエル・フロシャウアー及びパウル・ロツェックの薫陶を受ける。オーストリア及びヨーロッパで数々の音楽賞を獲得した後、2009年にはウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団に所属し、2010年以来ウィーン国立歌劇場の公式助演者となり2010年から3年間ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団アンジェリカ・プロコップ・サマーアカデミーのメンバーに選ばれる。2012年以降はウィーン・フィルでも頻繁に演奏をしています。2005年より室内楽にも興味を持ちカーネギーホール、エジンバラ音楽祭等や、ザルツブルク音楽院、ウィーン楽友協会やリンツ・ブルックナーホールにも出演しています。2015年及び2018年の日本ツアーではウィーン・フィルの楽団長となったダニエル・フロシャウアーに代わり重責を担い、その音楽性あふれる演奏に称賛を得ました。
Sebastian Eyb
セバスティアン・エイブ(ヴィオラ)
チューリッヒ歌劇場首席ヴィオラ奏者
フィルハーモニア・チューリッヒ首席ヴィオラ奏者
バイロイト祝祭管弦楽団団員
セバスティアン・エイブはウィーン生まれ、ウィーン育ちのヴィオラ奏者でウィーン・フィルハーモニー管弦楽団団員に師事し、現在ではすでに10年以上著名な名門歌劇場であるチューリッヒ歌劇場やフィルハーモニア・チューリッヒで首席ヴィオラ奏者を務めています。またヨーロッパの名手が集まるバイロイト祝祭管弦楽団のメンバーです。一方で室内楽奏者としても高く評価されヨーロッパ各地で多くのコンサートに参加しています。フリーダー兄弟とは幼馴染であり親友でもあります。
Gustav Rivinius
グスタフ・リヴィニウス(チェロ)
1990年チャイコフスキー国際コンクール優勝者
チャイコフスキー国際コンクール・チェロ部門審査員
グスタフ・リヴィニウスは1990年にモスクワで開催されたチャイコフスキー国際コンクールのチェロ部門の優勝者で、同時に解釈賞も受賞しました。そして現在に至るまでドイツ唯一のチャイコフスキー国際コンクール優勝者で、すでにチェロ独奏者としての地位を世界的に確立し、バイエルン放送交響楽団、ライプツッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団等の著名オーケストラや、ロリン・マゼール、ヴァレリー・ゲルギエフ、クリストフ・エッシェンバッハ、ヴァツラフ・ノイマン、ホルスト・シュタイン等の数々の巨匠たち及び有名な音楽家たちとの共演を続けています。リヴィニウス家は音楽一家としても有名で、兄弟でリヴィニウス・ピアノ四重奏団を結成し長年にわたり演奏活動をしています。またダ・サロ・トリオ(弦楽トリオ)、バルトルディ弦楽四重奏団に所属し、室内楽奏者としても活発に活躍しています。グスタフ・リヴィニウスはHFMザールブリュッケン音楽大学教授であり同時にSchleswig-Holstein音楽祭のマスタークラスを受け持っています。これまでに多くの国際コンクールの審査員を務めてきましたが、2011年よりチャイコフスキー国際コンクールの審査員に務めています。2015年2月にはマクシミリアン・フリーダーとともに東日本大震災被災地応援ツアーのため、東北の被災地をボランティアとして訪問し12回のコンサートで演奏しました。
WIEN TRIO
ウィーン三重奏団
2011年にウィーン・フィルのリーダー・ヴァイオリニストであり、現在同団の楽団長を務めるダニエル・フロシャウアーとその無二の親友であるウィーン・フィルのチェロ奏者ラファエル・フリーダーに、フリーダーの次男である22歳の若きウィーン音楽大学出身の俊英ピアニスト、マクシミリアン・フリーダーを加えて、結成された生粋のウィーン生まれ・ウィーン育ちのピアノ三重奏団である。2013年に行われた初めての日本公演ではマクシミリアン・フリーダーの清新かつ芳醇な演奏とそれを支える圧倒的な弦の音色に絶大な賛辞が寄せられた。2014年からはフロシャウアーに代わりフリーダー家の長男で、既にウィーン・フィルやウィーン国立歌劇場で演奏を重ねているクレメンツ・フリーダーを起用し、極めて珍しい「父と子」のピアノ三重奏団として活動を開始した。2015年の日本ツアーでは極めて珍しい親子トリオの絶妙なアンサンブルに、高い評価が与えられた。
メンバー紹介
Maximilian Flieder
マクシミリアン・フリーダー(ピアノ)
1989 年音楽家の一家であるフリーダー家の次男としてウィーンに生まれる。5才よりピアノを学ぶ。1999 年からウィーン国立音楽大学で学び、そこで名ピアノ教師として知られるエリザベート・ヴァイスハーレ教授に師事し2005 年からはマーティン・ヒューズ教授の指導を受ける。1998 年にピアノコンクールで優勝して以来”Prima la musica” “Musica juventutis”等のコンクールで優勝している。マクシミリアン・フリーダーはソリスト及び室内楽奏者としてウィーン楽友協会やウィーン・コンツェルトハウス等で開催される数多くの演奏会に出演する傍ら、ヨーロッパやアジアで活躍している。共演者にはフランツ・バルトロメイ、ダニエル・フロシャウアーそして父であるラファエル・フリーダー等多くのウィーン・フィルメンバーやヨーロッパの著名演奏家が並んでいる。
Clemens Flieder
クレメンツ・フリーダー(ヴァイオリン)
ウィーン・フィルハーモニー準団員・バイロイト祝祭管弦楽団団員
1988 年に音楽一家フリーダー家の長男としてウィーンに生まれる。1993年よりクララ・フリーダー・パンティロンに師事し、後にウィーン音楽大学でヨーゼフ・ヘルに学び、ザルツブルク音楽院でダニエル・フロシャウアー及びパウル・ロツェックの薫陶を受ける。またザルツブルク・モーツァルテウム大学でライナー・シュミットの指導を受け優等な成績で卒業する。数々の音楽賞を獲得した後、2010年から2012年までウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のアンジェリカ・プロコップのメンバーとして活躍、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団やウィーン交響楽団にも参加している。2010 年以来ウィーン国立歌劇場の助演者となり2012 年以降はウィーン・フィルでも頻繁に演奏をしている。
Raphael Flieder
ラファエル・フリーダー(チェロ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団団員
1962 年ウィーンに生まれる。ウィーン音楽院にてリヒャルト・マツシュカに師事する。その後ジュネーブにてピエール・フルニエのもとで学ぶと同時にベルリン・フィルハーモニー・オーケストラアカデミーで研鑽を積む。1979 年ジュネーブ国際音楽コンクールにて第3位入賞。1985 年にはウィーンの名門オーケストラ、トンキュンストラー管弦楽団の首席チェロ奏者に就任。1990 年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団及びウィーン国立歌劇場管弦楽団団員となる。1991 年以来ウィーン・ザイフェルト弦楽四重奏団及びウィーン・アルカディア・ピアノ四重奏団の一員として日本各地で演奏を繰り広げ、その理知的でありながら柔らかく甘い音色で聴衆を魅了し、熱狂的なファンを獲得している。2007 年以来ウィーン・フーゴ・ヴォルフ三重奏団のチェリストとして活躍しているが、2011 年長年の親友であるウィーン・フィルの現在の楽団長であるダニエル・フロシァウアーと、次男でピアニストのマクシミリアン・フリーダーとでウィーン三重奏団を結成し2013 年秋の3 週間にわたる日本公演を成功裏に終えた。2015 年にはフリーダー家の長男クレメンツ・フリーダーをヴァイオリン奏者に迎え父と子によるフリーダートリオを編成し来日した。そしてその息の合った精緻で瑞々しいアンサンブルは絶賛を博した。
試聴
ウィーン三重奏団
タンゴメドレー(編曲:高橋幸代)
GAEDE PIANO TRIO
ゲーデ・ピアノ三重奏団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団前コンサートマスター、ダニエル・ゲーデは現在ニュルンベルク音楽大学ヴァイオリン科主任教授の要職にあり、また2016年4月よりベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のトップ奏者達で編成されるベルリン・バロック・ゾリステン音楽監督に就任しました。またソリストとしての世界的活躍も目を見張るものがあります。他方、室内楽奏者としてはゲーデ3兄弟によるゲーデ・トリオやチェロ奏者グスタフ・リヴィニウス(1990年チャイコフスキー国際音楽コンクール優勝者)らと組んでのウィーン・フーゴ・ヴォルフ三重奏団、また2011年に設立したゲーデ弦楽四重奏団等活発に活動を続けています。また東日本大震災以降は毎年来日し被災地を訪問、特にピアニストであるスイシュー夫人と次男でチェロ奏者のフローリアン・ゲーデ(22才)を伴い、ゲーデ・ピアノ三重奏団(2014年創立)として来日し、極めて珍しい「親子トリオ」での演奏を披露し、すでに東北の被災地各地で100回以上のボランティア演奏を行い、心のこもった美しい音楽を届け続けています。
メンバー紹介
Xuesu Gaede
スイシュー・ゲーデ (ピアニスト)
ダニエル・ゲーデ夫人のスイシュー・ゲーデは中華人民共和国の古都西安の音楽家一家に生まれる。1978年より1984年まで北京中央音楽院に学び1987年よりベルリン芸術大学でクラウス・ヘルヴィグ教授の指導を受ける。ソリストとしてベルリン・フィルハーモニー・ホールでデビューの後、ヨーロッパ、アメリカ及びアジアの国々で多くのコンサートに出演し、北京国際音楽祭、アレグロ・ヴィーヴォ、アジア音楽祭等に招かれ演奏する。室内楽奏者としてもベルリン・フィルやウィーン・フィルのメンバーと共演、夫であるダニエル・ゲーデとはチェロ奏者ユリウス・ベルガーを加えてピアノ・トリオ「トリオ・セシール」を創設し活躍している。
Daniel Gaede
ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団前コンサートマスター
1966年ドイツ、ハンブルクに生まれる。6才よりヴァイオリンを始め83年ドイツ国内コンクール第1位及びカール・フレッシュ国際コンクール優勝。1986年にはクラウディオ・アバドの主宰するヨーロッパ・ユースオーケストラのコンサートマスターに就任、1991年より94年までベルリン芸術大学で教鞭をとり2000年以降はニュルンベルク音楽大学ヴァイオリン科主任教授の要職にある。1994年から2000年までウィーン・フィルハーモニー管弦楽団及びウィーン国立歌劇場管弦楽団でコンサートマスターや、ベルリン・フィルの首席奏者で構成されたベルリン・バロック・ゾリステンの音楽監督を務めた。わが国では2013年から3年間読売日本交響楽団コンサートマスターとして活躍し、欧米やアジア諸国で演奏会出演も数多く、毎年、霧島国際音楽祭、軽井沢音楽祭等に招かれ後進の指導にもあたっている。室内楽奏者としてはゲーデ弦楽四重奏団、ウィーン・フーゴ・ヴォルフ三重奏団、ゲーデ・ピアノ四重奏団他、多彩なコンサート活動を続けている。また東日本大震災で被災した人々に寄り添いたいとの希望から、すでに兄弟、妻、息子、友人たちと毎年東北を訪問し学校、病院、地域センター等で100回以上のボランティア・コンサートを行っている。
Florian Gaede
フローリアン・ゲーデ(チェロ)
2000年ウィーンにゲーデ家の次男として生まれる。6歳の時ニュルンベルクで著名なチェロ奏者ハイケ・ブンドリングにチェロを習う。12歳から4年間ミュンヘンでクレメンツ・ヴァイゲルの指導を受けた後、2016年5月からヘルマー・シュタイラー教授に個人指導を受ける傍ら、同年10月にはヴュルツブルク音楽大学のシュティーラー教授のクラスに入る。2008年、2009年、2010年及び2012年にはババリアの「若い音楽家」コンクールで優勝を重ね、2012年にはニュルンベルク銀行の奨学金を獲得した。また2013年にはドイツ国内コンクールで2位となった。また兄のフィリップ・ゲーデとともに「カレル・クンク二重奏コンクール」で優勝した。2014年以来フローリアン・ゲーデは父親のダニエル・ゲーデ及び母親のスイシュー・ゲーデとともに「ゲーデ・ピアノ三重奏団」に所属しベルリン等で演奏会に出演している。フローリアン・ゲーデは2011年にパリのステファン・フォン・ベールによって製作されたチェロを使用している。2017年以来すでに5回の東日本大震災被災地応援ツアーに参加し、被災地各地で40回以上のボランティア・コンサートで演奏している。2019年春からドイツ、ベルリンの名門であるハンス・アイスラー音楽大学に入学し研鑽を積んでいる。
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ゲーデ・ピアノ三重奏団
ピアノ三重奏曲 変ロ長調 K. 502 第1楽章
Marino Formenti
マリノ・フォルメンティ
イタリア生まれのピアニストであり、指揮者であるマリノ・フォルメンティは彼の現代音楽に対する解釈および創造的かつ大胆な演奏を通じ、同世代では最も興味ある演奏家の一人としての地位を確立してきた。
彼の最も特筆すべき音楽活動は「PIANO TRIPS」, 「NOTHING IS REAL」, 「THE PARTY」, 「EPICYCLE」,「PIANO INTEGRAL」, 「DIALOGOS」,「KURTAG’S GHOSTS」,「NOWHERE」であり、各地の主たる演奏会への出演は、ザルツブルク音楽祭、ルツェルン音楽祭、エディンバラ国際音楽祭、シュレスビッヒ・ホルスタイン音楽祭、ローマのサンタ・チェチリア・アカデミア、ラヴェンナ音楽祭、アスペン音楽祭、ラヴィニア音楽祭、ベルリン音楽祭、ウィーン現代音楽祭、パリのイルカム(IRCAM:音響音楽研究所)、ベルリン・フィル、ベルリン・コンツェルトハウス交響楽団、ウィーン交響楽団、ケルン放送交響楽団、チューリッヒ音楽堂、東京のサントリーホール、カザルスホール、王子ホール、モスクワのラフマニノフホール等々である。
2004年、リンカーンセンターでの「偉大な演奏家シリーズ」において「PIANO TRIPS」でリサイタル・デビューを飾り、同様のリサイタルをウィーン、ロスアンジェルス、サンフランシスコで行う。またソリストとして、クリーブランド管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ロスアンジェルス・フィルハーモニック、スイス・ロマンド管弦楽団、フランス国立放送フィルハーモニック管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ベルリン交響楽団、ウィーン放送交響楽団等の楽団また、フランツ・ウェザーメスト、ケント・ナガノ、エサ・ペッカ・サロネン、シルヴァン・カンブルラン、インゴ・メッツマッハー、ハンス・ゼンダー等の指揮者と共演する。さらに指揮者としてギドン・クレメル、ウルリッヒ・マッテス、マティアス・ゲオルネ、ラース・フォークト、マウリツィオ・ポッリーニ等と共演する。2009年には現代音楽における功績によりベルモント賞を受けている。
マリノ・フォルメンティは2000年以来、NPOフレンドシップ・コンサートの招聘により7回にわたり来日し、日本全国でその超絶技巧を披露し絶賛を浴び、2016年5月には2週間にわたる東日本大震災被災地応援ツアーにボランティアとして参加し、被災地の多くの聴衆に深い感銘を与えた。
視聴動画
マリノ・フォルメンティ
シューマン:幻想曲 ハ長調 Op. 17 第1楽章